りんごとみかん

ゆるオタクのひとりごと

劇団シャイニング Pirates of the Frontier 東京楽を終えて

早いもので、東京全13公演が終わってしまいました。休演日以外は毎日品川に通う日々も終わってしまったんだなぁ、、、。

終わってから、仕事にペンライト持ってきてないことに焦るし、今日の座席どこだったかな〜って思い出そうとするし、品川駅で降りかけるし、今日物販情報流れてこない?って違和感を覚えるし、、、。これが、ロス、、、?

 

推しの演じる推しキャラ。発表された時から本当にずっとずっと楽しみにしてきました。こうやって無事に一区切りまで応援できたことが嬉しいです。まだ終わってないですけどね!次は京都だー!

 

その前に3/30よりGYAO!にて配信が決定しましたのでぜひ観てほしいです。この収録の日は昼夜共にそれなりにミスが目立ったのでどんな感じになってるかはわかりませんが、、、(笑)舞台は生ものだからそれもチャンスにかえて楽しみたいって廉くんが言ってましたので!

  

 

いきなり配信買うのは敷居が高いかもしれないのでそんな方にはダイジェスト映像を!

 

 

そして備忘録がてら東京楽までの13公演の感想を書いておきたいと思います。

 

 好きだったところ

・OP

音楽がわくわくするんです!イッキと放浪の海賊が出会って船まで行くところから。つまりは旅の始まりなので楽しい音楽なんですね。キャラクターによってはちょっと音がずっしりとした感じになる。しょっぱなから白い悪魔の魔法によるエフェクトも入りますし。ただ途中から手拍子するようになったけど、結構長くてしんどかったりします(笑)

オープニングで船に到着したイッキと放浪の海賊→おっさんどっか行く→あれ???どこいったの?→マルロー登場。からオープニングが終わった後に話が続くのが好きです。

 

・イッキとマルローの出会いのシーン

過去回想やってくれてありがとうございます、、、!完全にナンパです。イッキがマルローをナンパするシーンです。

「こんなところで何してるの?お兄さん一人?あ、ゴメン、怒らせちゃった〜?」

ナンパですよね?まぁそれは置いといて、、、。仲間になってほしいって言われた時のマルローの動揺。今まで散々船を渡り歩いてきたのです。また失うこととか考えちゃいますよね。それでも、必要だって言われて一緒に行く。多分イッキはまっすぐで嘘偽りのない笑顔だったから信じられたんじゃないかなぁ。マルローを拾ったのがイッキでよかったって思います。

 

白い悪魔vsイッキ・マルロー

「生きてるかどうかもわからねぇ親父さんより今はテメェの命を大切にしろ!」「…わかった!」「よし!」

っていうやりとりが大好きすぎて。イッキはまだまだ子供でこういう判断は間違えちゃったりするんですよね。そういうとき正しい方向に導いてくれるのは年上のマルローなんですね。お互いに支え合う二人が大好きです。

 

・拭き心地の悪いマット

最高です。本当にやってくれてありがとう。白い悪魔めちゃくちゃいいです。あれって原作の元々の台本にはなくて、カミュが追加した台詞なんですよね。相手が蘭丸だったからやったんでしょうけど(笑)マルローくん、13回踏みつけられて蹴り飛ばされてくれてありがとう。あと4回よろしくお願いします。

 

・カミカミのホワデビちゃま

白い悪魔?ホワイトデビル様?いえ、ホワデビちゃまです。スミスに痛いところを突かれて動揺して噛むって可愛すぎませんか、、、。ホワデビちゃまが主人のはずなんですけど実際の主導権はスミスが握っているような感じとても可愛いです。スミスって何歳くらいなんでしょう。デビちゃまより5個くらい年上だといいなって思ってます!

東京楽では本物のショートケーキを渡されていて完食しましたけど、、、そのせいで次のロザリオのシーンまともに見れなかったし、その後真面目なシーンでも(この人こんな顔してるけどさっきショートケーキ食べたんだよな…ってよぎったのやめて欲しい笑)

 

・ロザリオのシーン

おっさんの表情がなんとも言えないです。お母さんが亡くなったことはこの時初めて知ったんでしょうね。ショックを受けていて、愛してたけど置いてきてしまって後悔してるんですね、、、。手放して後悔したものもある。人生には選ばなきゃいけねぇときもある。悩んだ末に出した答えだったんだろうけどそれでも幸せに生きていてほしかっただろうな。

 

・イッキは一人で泣く

ロザリオのシーンの最初。おっさんに話しかけられた時咄嗟に涙を拭いて隠すんですよね。それからレッドに話しかけられた時も背を向けたまま涙を拭く。最後のシーンでも。昔からイッキは一人で泣いてたんじゃないかなって思います。お母さんは大変な思いをして自分を育ててくれてるってわかってるからお母さんの前では泣けないし、そんなとき頼れるお父さんもいない。お母さんを守りたい、強くありたいって思ってたら泣いたりできないです。だから涙はずっとずっと誰にも隠してきたんだろうな、、、。

それでも「一人で泣いてんじゃねぇよ。なんのためにおれたちがいると思ってる」「涙も辛さも共に分かち合えば良い」って、ようやく対等に頼れる仲間に出会えたんですね。泣きながら二人にしがみついたイッキは、このとき初めてまともに他人に涙を見せたんじゃないかなと思うとしんどいです、、、。

 

自分の腿を拳で殴ったりロザリオを額にくっつけたり、思い悩むような演技がとっても良かったです。時に仕草が子供っぽくて心が不安定なまま体が大きくなってしまった感じがしました。廉くんのイッキは笑顔がはちゃめちゃに可愛いんですが闇の部分の演技も最高に素晴らしかったので是非ともリコリスの森の舞台化をお願いいたします。 

 

 ・マルローvsミートマーケット・ジョー

戦闘シーンが何度かありますねこの二人は。マルローのセリフがかなり多いので初めの頃は早口&セリフ言ってる感が否めなかったんですがだんだんマルローとしての言葉になってきたように感じました!アクションは最初からすごく良かったので台詞もっとゆっくり尺とって言って欲しいなぁって思ってたので良くなって嬉しいです。過去の掘り下げも嬉しかったなぁ。原作版のパンフレットに各キャラクターの能力レーダーチャートが載ってるんですが、マルローの運がめちゃ低い(笑)彼は多分札付きのワルだから船を転々としてるのではなくて、運が悪いんだと思います。だから嵌められちゃうんだろうな。そんなマルローの「運?!そんなのアテになんねぇだろ!!」って台詞、そりゃ君はそう思うよね、、、ってなります。逆にイッキは運がいい。それも遺伝?(笑)

ジョーの剣さばきめちゃくちゃかっこいいですよね。あとイカれてる感じの笑い方とか喋り方とかすごい良いです。彼もちゃんと信頼できる仲間に出会えば変わるんじゃないかなぁ。きっと無人島を抜け出して生きてると思ってます。

 

白い悪魔の殺陣

美しくて高貴!さっきまでショートケーキ食べてたくせに、、、スミスに手袋外してもらって、袖のレースにクリームつけちゃって、かわいいデビちゃまだったくせに、、、。

レッドの船に乗り込んで一人戦うところの「お前らごときもとより興味はない」って言いながら笑うところの笑顔が美しすぎて毎度悶えます。あんな風に微笑まれたら道開けるしかないですよ。衣装が本当にすごくて、中にプリーツが織り込まれてるんですね。だから回ったりするとすごく広がって綺麗なんです!

手足も長いし映えるんだよなぁ、、、。

カテコでJOKER TRAPのCAMUSと違って今回は表の顔と素の顔を使い分ける場面がある。その切り替えは難しかったけどやって行く中で演じるのが楽しくなった。(ニュアンス。ぜんぜん言葉覚えてなくてごめんなさい。)みたいなことを言っていて、役者として演技を楽しんでいる菊池修司くんに感動しました、、、。この先も続々出演作が決まっているのでどんどん活躍して欲しいです!

 

・おっさんのこと

これは勝手に解釈したことなんですけど、おっさんは自分の死に場所を探していたんじゃ無いかなぁと思いました。昔から無茶してきて、それでも大抵運が良くて生き残っちゃうおっさん。何もかも嫌になって面倒なことぜーんぶ取っ払って、名前すら捨てちゃったのかな。

そんなとき息子を名乗るイッキに出会った。最初は息子だってきっとまだ半信半疑だったんじゃないかなぁ。それでも旅をする中で、イッキの言う赤い天使の特徴。コイントス、歌。ロザリオ。そして何より多分直感でイッキが本当に自分の息子なんだって確信したんですね。

レッドには正直勝てたと思うんです。生き残る手段はいくらでもあったと思うんです。それでも「死に場所くらい選ばせてくれ」って言葉を聞いて、彼は死にたいんじゃないかって思いました。(この台詞抜けてるときもありましたけども、、、。)死にたいというか、自分の人生は全うしたって悟ったのかな。最後に最高の奴らに出会えて幸せだって、悔いのない最期を迎えられたと思います。

白い悪魔に対面するのも意図的に避けてるんですよね。船酔いって嘘ついたり、包帯ぐるぐる巻きにして声色変えたり、顔だけ出して慌てて隠れるところもあったり。「大きくなったな、カミュ」って台詞で泣きそうになります。カミュは小さい頃から赤い天使のもとで育ったんだもんね。彼が海に落とされたのがカミュが何歳の頃なのかわかりませんが、きっと結構な年数が経っているんだろうなぁ。ずっとずっと自分に囚われているカミュを見て解放してあげないといけないって思ったんでしょうね。

見るたび新しい発見をくれるおっさんとても素敵でした。迷ったらまずは進め。生きていく上で前向きになれる言葉をくれてありがとうございます!

 

劇団シャイニングのいいところは明るい気持ちで終われることなんですよね。泣き泣きの公演でもなくて、楽しい!って気持ちが先行するんです。だからまた観たいって思うしその後レビューがすぐ始まっても切り替えられるし。

 

劇団シャイニング最高です!

早く配信始まってほしいし、京都行きた〜い!