りんごとみかん

ゆるオタクのひとりごと

劇団シャイニングのオリジナルキャストについて思ったこと

劇団シャイニングのポラリスを観てオリジナルキャストについて個人的に思ったこと。と、それぞれの役の感想。どんだけポラリスの感想書くんだよって自分でも思ってます。4記事目です(笑)

この記事に限らずですが、個人の解釈が大いに含まれていますので注意してほしいです。あとネタバレも大いに含みます。

 

まず9/30〜GYAO!で東京楽の映像が配信されるはずなのでぜひぜひぜひぜひ観てください!オリキャス推しの方にも最後までぜひ観て欲しいです!!!レビューとか別にいいやって言わないで、観てくださいね!

 

 

本題に入りたいと思います。

 

今作のオリジナルキャストは4人。
ヒロ・サニーライン 安里勇哉さん
レグスター・サクラバ 柏木佑介さん
ラプラス・カールソン 石渡真修さん
エンゲルバーグ・イチノセ 和泉宗兵さん


みなさんとても魅力的で、そもそもわたしはうたプリファンでセシルが好きで、ポラリスを観に行くのだってそんな理由だったんだけど今ではポラリス全員大好きです。

まず劇シャイに関して、JTは劇場で観劇しました。その後レビューに行って忍びは円盤で観て、マスミラは円盤観る予定なんだけど時間が取れてない、、、。
なので過去作に関しては忍び、JTのことを言及します。マスミラも早く観たいよぉ!

劇シャイシリーズのときに感じたのは、オリキャスに嫌な役回りを押し付けてるなぁってこと。これはいろいろ意見はあるかもしれませんけども、元は「うたプリ」の舞台ですからうたプリのキャラに関わってくるキャラクターに嫌な役回りをつけてしまうと荒れてしまう可能性も大いにある。だからこの設定は結果としてよかったんじゃないかなと思います。最初のシリーズだし。役者さんは別に演じる役が悪役だろうとそんなことは気にしないだろうし。気にするのはめんどくさいキャラクターのオタクだけ。(そうでない人もいますよ、可能性の話。)

 

今回のシアシャイシリーズでオリキャスの役回りが随分と大きくなったような気がしました。
もしかしたら原作CDが誰視点なのかも大きな違いなのかもしれません。
劇シャイシリーズは舞台を観ている観客目線。客と会話することはない。唯一出てくるオリキャラの女の子は出番もそんなに多くない感じ。シアシャイシリーズはそこに登場する「ヒロイン」目線。だからこっちに話しかけてくるし、こっちと対話しているセリフも多い。つまりシアシャイシリーズにはメインキャストの他に「主人公」がいるんです。

ポラリスは新人パイロット候補生、エヴリィBuddyは勇気くん、ブラシャはマサフェリーの恋人がいてパイフロは船に拾われた女の子。乙女ゲームのドラマCDって感じが強かったです。
今回のポラリスはそれが女の子→男の子になってヒロが生まれた。
もちろんヒロ以外の3人もポラリスにおいて重要なキャラクターです。


エンゲルバーグ・イチノセ。トキヤにおいてはこの上ない重要な人物。トキヤが上を目指す理由。きっと家族への愛の示し方には不器用なんだろうなぁと思います。言わなければ伝わらないこと、あるんですよパパ!家族を失い一人残された司令は何を思ってトキヤを引き取ったのか。トキヤが思っていたような理由なのか司令も一人は寂しかったのか、、、。強い人ではあると思うのだけど、それ以上に人間の弱さも理解していると思うから、きっと司令にもそういう部分があるんじゃないかなぁってわたしは思いました。トキヤに最後に言う言葉、すごく優しくてこれから少しずつ親子としての距離も縮まったらいいなぁ。

 

レグスター・サクラバ。わたしの中ではヒロ、ラプールの理解者、という認識で落ち着いています。能力があまり高そうには見えない彼がなぜ「2位のチームリーダー」なのかと考えてみれば、きっと仲間思いで信頼関係を築くのが上手いのだと思いました。パイロットになるにはもちろん成績、能力も重要かもしれませんが、司令が言っていた「一人で戦う者にパイロットになる資格はない」という言葉。これを実行できている点がとても優れているんだと思います。ヒロのこと気遣って励ましてくれたり敵だったラプールの遺体も放っておくことができなかったり。意識を操られている中正気を取り戻した時、ラプールを斬らずに理由を聞こうとしました。敵だなんて信じたくなかったんだと思いました。最後の最後までいい人。どこからどう見てもいい人ですよレグスター先輩!アドリブも豊富でたくさん笑わせてもらいました。ポラリスにおいてはなくてはならない存在だったと思います。

 

ラプラス・カールソン。第一印象はいきなりぽっぺにチュッてするしなんかやばそうな奴。唯一の悪役でした。「感情や美意識を進化の過程で切り捨てた」と言っていましたが、つまり昔はエネミーもこれらを持っていたということですよね。切り捨てたとは言っても、全く感じないわけではないのだと思います。あんまり感じないってのは事実でしょうけれど。そうでなければナツキが空の景色を送ったときにラプールの周りのエネミーは退かないだろうから。そしてあのときラプールだって思ったはずなんです。空が綺麗だって。でも意地になって地球の資源を狙った。そもそもこの「意地になる」っていうことが人間と同じ感情だっていうことに気づいているけど気づきたくないような、そんな感じがしました。「だってこんなの、ただの色と光ってだけじゃん...」。このセリフに込められた感情がどんなものなのか。何も感じていなければあんな弱々しい言葉になるはずがありません。その後トキヤに声を荒げることだってないはず。最期に一人になるのだってきっと怖かった。ヒロとレグスター、あれは実際に手を差し伸べてくれたのかラプールの幻想だったのか。どっちもだったらいいなっていうのはわたしの希望です。ラプールは無意識に一人になるのが嫌でヒロとレグスターを求めて、二人は人間として一緒にいた時間を大切に思っているから一人にしないように手を差し伸べた。そんな優しい世界が「うたプリ」だと思っているので。悪役ではあったけれど最後は「許しと寛容」。誰も彼を悪く言わないので毎回気持ちよく終われます。公演を重ねてだんだん動きが(いい意味で)気持ち悪くなっていって、宇宙人っぽさが強くなっていったので面白かったです。(配信で観て、最期のシーンで涙を流しているのはびっくりしました、、、しんどい、、、)

 

ヒロ・サニーライン。彼の明るさでメインキャラたちが救われたんだと思っています。ムードメーカーのセシルでさえ心には闇を抱えている。そんなセシルに「誰にだって言いたくないことの一つや二つあります」って、簡単に言ってのける。今までその能力を知られたら気味悪がられていたセシルにこの態度がどれだけ救いだったんでしょう。仲間だって言われてすごく嬉しかっただろうなぁ。それまでバラバラだった3人がヒロの加入によって絆を作る。最後にヒロは一緒にはいられなかったけど、4人でアームズシンフォニーを打った事実は3人の心に一生残り続ける。ヒロが命を引き換えに守ったこの地球を彼らはこの先何が何でも守り続けるのだと思うと胸がいっぱいになります。ヒロが首を斬るシーン、レグスターの助言のセリフを叫ぶんですよね。地球を守る実感がないと言っていたヒロは、あんな短時間で自分の命を簡単に捨てられるはずがありません。怖かったはずです。それでもやったあのまっすぐな正義感、かっこよかったです。

 

東京楽のレビューのSHINING LOVEでは4人も一緒に歌ってくれました。ちゃんと振り覚えていたので予定されていたことだとは思うんですが、わたしにはのすけくんが驚いているように見えました。もしかして3人には内緒だったりしたのかなぁと思ってます。気のせいかもしれないですけど。(いや普通にめっちゃ驚いてましたね。のすけくんと横井くん。山川くんはどんな感じだったんだろうなぁ!)あの場の盛り上がりは本当に素敵でした。近くの子が、安里くんの名前入りのキンブレを持っていて出て来たときに色を白に変えていました。よかったね!ってわたしまで嬉しくなっちゃいました!本当に本当に盛り上がったの、東京楽行けなかった方は配信で確認してほしいです。わたしも早くもう一回観たいです!

 

そして円盤特典映像もオリキャスのうち3名が参加されているようですね。どんな内容なのかすごく楽しみです!

 

この先3作品でのオリキャラがとても気になります。とくにエヴリィBuddyはメインキャラが二人しかいないから、オリキャラ豊富なんじゃないかなぁと!

この調子でたくさん盛り上がって劇団シャイニングがこれからも長く続いてくれたら嬉しいなぁ。

さて!いい加減ポラリスの感想はここまでにしておきます!

楽しかった!劇団シャイニング最高です!